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私のブログ

こどもの事とか虫の事とか

4歳の息子のはじめてのおこづかい。

【子】こどもの話 【話】こどもとの会話

 

4歳の息子が【はじめてのおこづかい】でお買い物をした時のお話です。

おこづかい

先日、近所の大きな公園でフリーマーケットが開催されました。

定期的に開催されるそのフリーマケットは会場が公園ということもあって、息子の虫とりの後なんかにときどきブラっと寄ってみたりするのですが、案外掘り出し物も多くて何度か購入したこともあり規模もなかなかのもの。

それで、前日に夫婦でそのことを話していたら、じゃあ明日も行ってみようとなり、何買おうかなんて話をしていたんですが、どういういきさつだったかちょっと覚えていないんですけれど、一度息子に「おこづかい」を渡してみて「お買い物」をさせてみたらどうだろうかという話になったんです。

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「おこづかい」といえば小学生くらいになると、ひと月に1度とか、あるいは隔週とか、そんな感じで定期的に親からもらえるようになると思うんですけれど、息子はまだ4歳ですからそういう意味での「おこづかい」というのではなく今回はフリーマーケット用として、あとはおためしの意味も込めて、日頃の(ときどきしてくれる)お手伝いなんかを考慮して出かける前に200円くらい渡し、息子自身で好きなモノを買わせてみるのはどうだろうかと。

フリーマーケットに行けば、おもちゃや絵本、図鑑、息子が好きそうなものはたくさんあるだろうし、「かって!かって!」となるのは必至。

どうせそうなるならということで、「お金」の価値みたいなものを教えるのは到底無理な話だとしても、自分で買うという感覚や行為くらいなら知ることは出来るんじゃないかなというのもありますし、「ほしい」というものを見つけても「買えるもの」「買えないもの」がある、ということを実際の買い物で知ることだけでも出来るかな、というような感じで。実体験ですかね。「ほしい!」と言われたものを、私が値段や時期(誕生日などのイベント)なんかを考慮しながら「買う」というのだけではなく、こういう機会の中で「おこづかい」を渡し、その中で買えるものを買うという風に納得しながらお買い物をしてみるのもいいのではと、そんな話を夫婦でしてみました。4歳ですから欲しいものは欲しいっていうかもしれませんし、グズりだしてうまく出来るのかはわかりませんが。

とりあえずはそう思って、フリーマーケットの当日、小さな丸型のポーチに、何かしらの反応も見てみたいなというのもあったので、100円玉、10円玉、5円玉、と3種類の硬貨を200円分それに入れて渡してみることに。

「はい。これ。」

「なに。」

「おこづかい。」

「え。」

「今日はフリーマーケットに行くから、おこづかい渡します。」

「それなに?」

「ご飯を運んでくれたり、テーブル拭いてくれたり、いろいろお手伝いとかしてくれたりしたことあるでしょ?おうちのためにたくさん働いてくれたぶんのお礼です。」

「くれるの?」

「くれるっていうか、えっと、お手伝いしてくれたりした分のお礼です。」

「おもちゃかえるの?」

「買えるけど...お手伝いとかしてくれたりした時の...」

「おっかねーもちー!!」

なんだか先行きが不安になりそうなニヤケ面で、はじめてもらうおこづかい入のポーチをジャラジャラ鳴らせながら4歳の息子は踊っています。4歳なりにお金をもらうことはうれしいものなのかもしれません。 

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と、とりあえず行ってみよう。

 

ふとっぱら

フリーマケットが開催されている公園までは歩いて向かいます。早くお買い物がしたくてウズウズしている4歳の息子は玄関を出た瞬間から小走りになり、「はやく!はやく!」と急かしてきます。

すると、先を行く息子が突然コンビニの前で立ち止まり、振り返りながら「おやつかってあげようか?」と聞いてきたので「ええ?今?もう使うの?なんで?」驚きながら聞くと、「あのね。なんでもかっていいよ。いるでしょ?たべたいんでしょ?」と息子。

フリーマーケット用に渡した「おこづかい」。全部使っちゃったら向こうに着いても何も買えなくなっちゃうよ。そんな私の助言も伝わったのか伝わっていないのか「わかってるよ。」と言いつつコンビニへ。

中に入り実際にお菓子コーナーの前に立ってみると、「自分のお金」で買わなければいけない息子は、ではどれだったら買えるのかという不安にかられたのか「これはなんえん?」「かえるの?」「たかい?」と、聞いてきます。

200円しか持っていませんから、コアラのマーチというわけにもいきませんので、とりあえず10円だしわかりやすいかなと思って「うまい棒」を指さし「これだったら10円だし買えるんじゃない?」と教えてみます。

4歳の息子とはいえ一応お菓子の好き嫌いもありますから「これはいやだ。」とか言い出すかなとも思いましたが、そこは好き嫌いよりも4歳なりの「ふとっぱら」を見せたかったのでしょうか「じゃあ、ふたつかってあげるよ!」と私の分のうまい棒も抱えレジへと向かうのでした。 

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どれにしようかな?

会場に着くと目の前に広がるお店たちに大興奮の息子は「はやくいこ!」と目当てのモノを探しに真っ先に駆け出します。そんな息子に並走しながら「どんなものがほしいの?」と聞いてみると「おもちゃ。」と、当然の様な顔で言います。それは知ってる。種類を聞いてる。

そんな息子が1時間ほどかけてひと通りブラっと見てまわった頃、小学生くらいの男の子が店番をするおもちゃ屋さんを一番気に入ったらしく再びそこへ向かうと「かいたい!」と見せてきたものはこれでした。

 

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マグロ。

 

はじめてのおこづかいで、はじめて自分で買うおもちゃ。

 

「い、いいんじゃない?」

 

私はてっきり、戦隊モノとか妖怪ウォッチとか、あとは大好きな昆虫モノとかを探してるんだろうなと思っていたので、まさかのマグロに少しばかり驚きました。

「かえる?」

「うん。買えるよ。10円だから。」

「やすいの?」

「うーん、安いっていうか、フリーマーケットだからね。200円あるし買えるね。」

説明ムズカシイ。

「じゃあ、かっていい?」

「いいよ。自分のお金でしょ。決めたんなら、これくださいってしたら?」

 本当に欲しかったものなのか分かりませんが、息子自身で決めたものですからいいと思います。マグロを買えてうれしそうだ。

 

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その後もおもちゃ屋さんを探しぐるぐると会場をまわり続ける息子に付きっきりで私はほとんど何も見ることは出来ませんでしたが、閉店間際のおもちゃ屋さんで最後に息子が「これもかう!」と見つけてきたものは妖怪メダル。

「何円って書いてある?」

 「えっとー、ごー、ぜろ。」

 「50円か。じゃあ、買えるんじゃない?」

「かっていい?」

「いいよ。どうぞ。」

買う段になるとやっぱり不安になるらしい。

「これください!」

丸いポーチから取り出した100円玉を店主へ渡し妖怪メダルを受け取ると「やったー!すげー!かっこいー!」と叫びながらそのままどこかへ行ってしまいそうになったので、「ちょちょちょちょ!ちょっとまちなさい!」と呼び止めおつりを受け取ってもらいます。

そしてその50円で手に入れた妖怪メダルに夢中の息子は「ちょっとこのマグロもってて。」と、あれだけ喜んでいたマグロを邪魔者のようにして私に預けてくるのでした。

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日が傾きはじめた頃、賑やかだった会場の後片付けがはじまりだしたのを見て私たちも会場を後にすることに。結構長い間いて疲れました。

帰り道、丸いポーチを振りながらジャラジャラと小銭の音を鳴らす息子は「あー、もっとかいたかったなー。」とあまりにも慎重に選びすぎて「おこづかい」を使い切れなかったことを悔やみつつ、「いまからデパートいっておもちゃかおっか?」と、わけのわからぬことを呟き、手には妖怪メダルを、そして私にはマグロを持たせ続けるのでした。

 

おかねってむずかしい

今回こうして4歳の息子にはじめて「おこづかい」みたいなものを渡して、自分でお買い物をさせてみましたが、渡してみた感想としては、ムズカシイなあ、というのが正直なところです。結果としてうまく出来たかどうかというよりも、やっぱり「言葉のかけ方」とか親側の私の伝え方の難しさを感じます。

以前の【はじめてのおつかい】の時もそうなのですが、ひとりで行かせてみる、考えさせてみる、あるいは今回のように「お金」を持たせてみる、というようなある程度のリスクの中で、タイミングとか成長具合とかを見ながら、見てる方は結構ハラハラしますけど、いつかはやってもらわなければ(できるようになってもらわなければ)いけないこととしてどう伝えたらいいのかというのが難題。

ただ、そのタイミングみたいなことでいうと「これください。」→「お金を渡す」→「商品を受け取る」みたいな一連の流れを普段からおやつを買いに行く時とか、ちょっとしたものを買い忘れた時なんかの小銭で済むようなお買い物の時には息子に小銭を持たせてお会計を任せていたりしていたというのもあって(私はお金を落としてしまったりしたときの為にその後ろについて見守る役)そうすると緊張もあってか案外ちゃんとやっていたりもして、実際に自分の手でお金を持ってみるのと、いつものように私がお財布からお金を出して「ほしいもの」が手に入るのとではやっぱり違うのかなと、そんな感じで、普段とは違う「お買い物」をする息子の姿を見ていたのもあったので今回の「おこづかい」を渡してみること自体はやってみて良かったのではと思ってみたり。

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4歳の息子にお金を持たせる。それを使って自分でお買い物をさせてみる。

お金の価値や使い方を伝えたり教えたりすることはなかなか難しいものですし、息子自身もこれから10年以上先、実際に働くようになって初めて気づくこともあるとは思いますが、それの第一歩として、まずはうまい棒を買い、そしてマグロを買い、妖怪メダルを買いました。そしてふとっぱらだということも分かりました。

今度はそこであまったお金を貯めてみるとか、その貯めたお金で今回のものよりも少し高い「お買い物」をしてみるとか、少しずつそういうことも一緒にやっていけたらなとは思います。

ああ、お金ってムズカシイな!

おわり。