我が子の為に絵を描こう
私はうだつの上がらぬ美術系フリーランス。(イラストレーターではありません。)当然多くの画材を所有しております。たとえば油絵具、アクリル絵具、水彩絵具、絵画歴史本、色鉛筆、パステル、彫刻刀、デザイン本、絵画技法解説書、様々な動物毛の筆数百本以上。あとは私にとっては画材の様なものであるこの使いこなせていないiMacにiPadとiPhone、ワコムペン、あとはノコギリ(理由は言えない...)と工具一式、角材、ストロボ、一眼レフなんかも常備しています。など色々ありますがそれは研究の為とか実際に使ってみる為とか何か作品を描いてみたいとか作ってみたいとか理由があるのですがそんな中から今日は私トイトーマスも子育て中という事もあり3歳の息子に絵を描いてやる事が多々あるのです。例えば「ねぇ。カブトムシ描いて。」とか「ドーナツ描いて。」とか言われます。そんな時、丸や四角程度なら適当でも良いのだけれど「バズライトイヤー描いて!」って言われたらどうしましょうか。そんな小さな子供にもしかしたら喜んでもらえるかも?しれないもしくは【絵が上手になるきっかけ】としてこんな画材をご紹介したいと思います。
チャコペーパー
うつすんかい。の声が早速聞こえてきそうですがその通りなのです。すみません。
とりあえず今日私がオススメしたいのがチャコペーパー。
例えばキャンバスに描く時、画用紙に描く時などさまざまな素材に簡単に転写出来る優れものである事は言うまでもありません。
そして最大のポイントは転写した後に水で消せるという点。
(人によって筆圧も違いますし特殊な紙などに描かれるとどうなるかわからないので保証は出来ませんが...)
とにかく私が10年近く愛用してきた優れものですので★★★★☆!
実演
テーマ「子供にバズライトイヤー描いて!と言われたら。」
今回はこのチャコペーパーを使って私トイトーマスがはてなブログで絵を描きます。うだつのあがらぬ美術系フリーランスの実力をご覧あれ!!
用意するもの
● チャコペーパー
● ウェブで見つけたバズライトイヤーをプリントしたもの
● 鉛筆もしくはシャーペン
●目玉クリップ大でも小でも可
普通のコピー用紙に転写してみます。
①まずバズライトイヤーの画像をインターネットで検索してプリントします。
②①のプリントとコピー用紙の間にチャコペーパーを挟みます。
③目玉クリップでしっかり固定します。
④輪郭を鉛筆でなぞっていきます。?!おい手っ!気になります?私の手ですよ。
④完成ジャーン!
こうしてこの輪郭を使って上から色鉛筆を使い塗り絵も出来ますし考え方次第で色々な事が出来そうですね。兄弟が多いお家ならこれをコピーして使っても良いですね。
番外編①
ズルリとすべって間違ってしまった場合
コピー用紙の様な薄い紙にはあまり水をつける様な事はしない方が良いのでオススメでは無いですがどうしてもと言う時にはコレda!
例えばゆっくりキレイに線を転写していてもズルリとすべってしまう事もあるでしょう。そんな時はこのチャコペーパーの最大の特徴を発揮するときなのです。
①水に濡らした筆を消したい場所に軽く当て弱めに擦ります。
②水に濡らした筆で擦りだいたい消えた所で乾かします。ドライヤーも可。
するとこの様にきれいに消えます。ジャーン!
※紙に対して強く鉛筆を押し当てすぎると筆圧で紙にめりこみ消せないこともあるので要注意。
番外編②
消しゴムでも消せるぞ
こちらも番外編①同様に筆圧を強く押し当てすぎると消えるものも消えませんのでご注意下さい。
①この様にはみ出してしまった時、市販の消しゴムで消す事も出来ます。
②強く擦りすぎて紙がくしゃくしゃにならない様に気をつけながらやります。
③ジャーン!だいたい消えた...だめ?20点くらいか。番外編だから許して下さい!
なぜこれなのか
漫画本や雑誌の下にチャコペーパーを敷いてしまうとその雑誌自体に書く事になるので使えません。しかしパソコンとプリンタさえあれば愛する我が子の為に手描きで描いたキャラクターや虫なんかも細部までキレイに描けさらに色も塗ってプレゼント出来ますよね。絵を描くってとっても素敵な事です。仮にそんな気持ちを持っていても下手だからと言って子供のお絵描きに付き合ってあげられないのも寂しいものです。
やっぱりお父さんお母さんすごい!そんな一歩になれば良いなと思いました。
こんな使い方も
私はうだつの上がらぬ美術系フリーランス!そんな私がこのチャコペーパーを使ってこんなものを描いてみました。使いこなせばきっとあなたもこれくらいは描ける様になりますよ!ジャン!
①今度は市販のキャンバスにチャコペーパーを使って転写します。
②そして絵具で色を塗るとこうなります!
描くということ
絵が好きな子供はお父さんやお母さんが自分の好きなキャラクターなんかを描いてくれるととってもうれしいと思うのです。絵心が無いから無理だわ。と言わずにトレースして一度描いてみてやって下さい。線をなぞるのも容易でない小さな子供はその絵にとても驚き尊敬の眼差しを向けてきます。自作の塗り絵も良い。または今まで丸や四角しか描いてやれなかったお父さんお母さんはこの様にして細かな部分まで描く事で子供との新たな遊びをひらめく一歩になるのでは?と思います。
美大芸大の学生さんは決してこの様なものは使わずに自力でデッサンに励んで下さいね!おわり