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私のブログ

こどもの事とか虫の事とか

4歳の息子が昆虫のおもちゃにメロメロなのでイタズラしたらペロペロしちゃいまシタ!

【子】こどもの話 【話】こどもとの会話

 

先日近所のリサイクルショップに立ち寄った時にすごく精巧に作られたゴム製のコーカサスオオカブトのおもちゃを見つけたんです。私が見つけたこのコーカサスオオカブトは結構マニアックそうなフィギュアや高価なブリキのおもちゃたちと一緒にガラスのショーケースの中に飾られていたので一見これも「やっぱり高いのかなあ?」なんて思いながら見ていたのですが値札を確認してみると248円。これはめちゃくちゃ安いじゃあないかということで早速店員さんにショーケースを開けてもらったんですがその店員さんもすごく親切な方でショーケースからコーカサスオオカブトを取り出すと「こんな感じですけど。触ってみます?」なんて言ってくれたりしたので私も「ああ...すみません。」って言いながら一応角とか腹とかの感触をペタペタと確かめさせてもらい「リアルですね〜。いいですね〜。」ってなんだか変な会話をしながらお会計を済ませたんですが、後々よく考えてみると248円の中古の昆虫のおもちゃって結局のところお得だったのか妥当だったのかという疑問も少しずつわいてきたりもして。でもその辺はあまり深く考えないようにしながらルンルンで家路を急ぎました。曰く付きじゃないことを願って...

 

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コーカサスオオカブトというのはフォークみたいなカタチをしたびよーんと伸びた大きな3本の角と胸角の合計4本の角が特徴のアジア最大のカブトムシでもありヘラクレスオオカブトと並んで世界最強なのではないかとも言われていたりしていてこどもたちの間でも大人気。そんな世界最強かもしれない精巧な作りをした248円のコーカサスオオカブトを持って帰ると私の4歳の息子も大興奮。買ったばかりなので出来る限り丁寧に扱ってもらいたいなと思い「壊さないでねー。」「優しく遊んであげてねー。」と言ったそばから息子はガシガシ仮面ライダーと戦わせたりしてこれじゃあ明日には足とか触覚とか塗装とかなんかいろいろ取れてそう。そんな大興奮の息子は夕飯の間もそのコーカサスオオカブトを膝の上においたり昆虫ゼリーを食べる真似をさせたいのか茶碗に立てかけてみたりして何かいろいろやっています。

 

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夕飯の後も4歳の息子はコーカサスオオカブトとずうっと一緒。メロメロです。そんな息子を見ていると私もちょっと一緒に遊びたくなってきたので「ちょっと一回かしてくれない?」と聞いてみるのですが「いやだ!」って全然取り合ってくれません。「いいじゃん。一回だけ。」「だーめ!」「なんでよ。」「だめなの!」私が見つけたコーカサスオオカブトは完全に息子に支配されてしまい今では角も腹もあの店員さんみたいには触らせてくれません。まあ4歳のこどもですからそれも仕方ないなとは思ったのですがそんなメロメロな息子の姿を見ていると少しだけイタズラをしたくなってしまった私は息子がコーカサスオオカブトから離れた隙に「いまだ!」とそれを奪い取りサッと私の後ろの方に隠してみたんです。すると視線を戻した息子も「あれ〜?」とか言いながらキョロキョロとあたりを探し始めます。

 

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「あれ〜?こーかさすは〜?」「えっ?知らないよ。」「とったでしょ。」「取ってないよ。」「じゃあどこにあんの?」「知らない。持ってないの?」「もってなーい。」「失くしたの?」「なくしてないよ。」「あっ!もしかしてさー」「なーに?」「もしかしてさー逃げたんじゃない?」「にげないでしょ。」「いや、逃げたんだと思うよ。飛んでったんじゃない?生きてるんじゃない?」「ただのおもちゃだし。」「でもすごいリアルだし生きてるのかもしれないよ?」「いきてない!!」

4歳にもなれば案外冷静なもので「生きてる。」なんて幼稚なウソで誤魔化してみてもまったく通用しません。そしてあちこち探しまわった息子に「あっ!あった!やっぱりかくしてたんじゃん!なんでかくすの!」とついに見つけ出されてしまった挙句「だいっきらい!」なんていう容赦無い言葉まで浴びせられることになるのです。けれど21時をまわった頃「もう寝ましょうね。」と一緒にお布団に入ってみると突然息子がクネクネしだして 「ねえ。これもってねてもいい?」と聞いてきたので「枕の横に置いておけば?」と返事をすると「いやだ〜。いやだ〜。」とグズりだしたんです。なんで急にそんなこと言うんだろうと不思議に思い「なんで?」と聞き返してみると「だってさーだってさーにげちゃうじゃん。」って。

 

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冷静な口ぶりで「ただのおもちゃだし。」とか言いながらも心の中では意外と私の「生きてる。」という言葉が引っかかっていたりしてなかなかかわいい一面を見せてくれた4歳の息子。そんな息子へ「じゃあ持ったまま寝てもいいよ。おやすみ。」と告げた私は仰向けになって目を閉じます。隣の息子はさっきの余韻が残っているのかすぐには寝付けず許しを得たコーカサスオオカブトを持って何やらゴソゴソやっていますから低い声で「早く寝てくださいねー。」と目を閉じたまま注意をしておきます。けれど「......」返事がありません。まあ一緒に寝られて嬉しいのは分かるけれどそろそろ寝る時間ですからもう一度だけ注意をしておこうかなと思い仰向けの体を息子の方へ倒し「いつまで遊んでるんですかー。」と言いながら目を開けるとそこにはコーカサスオオカブトを両手に持って遊ぶ息子ではなくコーカサスオオカブトの一番長い頭角を舌先でペロペロと舐めながらにんまりと薄笑いを浮かべる4歳の息子の姿がありました...

 

 

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なにやってんの。そう思いながらもペロペロする4歳の息子の行動への興味も次第に沸いてきた私は黙ってしばらくその様子を観察してみることにしたんですがさすがに1分くらいでギブアップ。なんで舐めてんの?って思うとブッ!ってこらえ切れずに吹き出してしまい私に気づいた息子も「なめちゃった。」とか言いながらいわゆるテレペロみたいなポーズになって一緒になって笑い出し、けれどやっぱりそんな姿を見られて恥ずかしかったのか突然くるりと私に背を向け「おやすみ。」と言ったまま数分後にはぐーぐーいびきをかいて寝ちゃったんです。

あれは一体なんだったのかと今でもその真相は分からないまま。まあ確かにコーカサスオオカブトのおもちゃはツヤツヤしてて魅力的ですから小さい子どもがよくやる何でも口に入れちゃうみたいな行動に近いものが4歳の息子にも起こってしまったのかなとも思ったのですがそれでもやっぱり真っ暗な部屋の中でペロペロしてる姿はなんとも不思議な光景でした。そしてかわいい我が子ながらも少し将来が心配にもなりました。こーかさす。

おわり。 

 

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