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私のブログ

こどもの事とか虫の事とか

3歳の息子に聞いたおなかの中にいた時の話。

 

これは私が高校生の時に仲の良かった友人から聞いた話です。

その友人には4人の兄妹がいて一番下の妹が当時3歳でした。その妹、名前はかなちゃん(仮名)と言うのですがそのかなちゃんが3歳のお誕生日を迎えた日に(どういう経緯でそうなったのかは忘れましたが)お母さんのお腹の中にいた時の事を聞いてみたらしいんです。

お母さんのお腹の中にいた時の事おぼえてる?どうだった?」って。

するとかなちゃんは...

 

 

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と答えたそうなんです。

私は驚きのあまりひっくりかえりそうになりました。
3歳のこどもがお母さんのお腹にいた時の事をちゃんと覚えていてしかも「きもちよかった。ぷかぷかしてた。」とそれを産みの親に伝えるなんて。
神秘的すぎる!と友人の話を聞きながらおもわず涙が出そうになってしまった事を覚えています。

そして帰り際に友人から「かなちゃんみたいに3歳くらいだとまだお母さんのお腹の中にいた時の記憶が残っているみたいだし会話もある程度出来るはずだからトイトーマスもいつか子供が産まれたら絶対に聞いてみた方が良いと思うよ。」と言われたのでした。

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きこえてる

あれから10年以上の月日が経ち私にも息子が産まれました。

そして昨年の夏、待ちに待った息子の3歳のお誕生日。
私たちはケーキを食べ終え、プレゼントも渡してお誕生日のお祝いもひとまず終えると息子にあの時の友人の話をしてみる事にしたのです。息子の一言一句を聞き逃さぬように慎重に。

 

「ねえねえ。ちょっと聞きたい事があるんだけど。お話してもいいかな?」

 

突然、神妙な顔をして聞いてくる私を見て息子も不思議そうにしています。

 

「なあに?」

 

「あのね...お母さんのお腹の中にいた時の事おぼえてる?」

 

「んーーー、うん。」

 

「(えっ!!おぼえてるの?!)えっと...どうだった?」

 

 

 

 

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「くらかったんだ。そうかそうか。そうだよね。くらいよね。!じゃあ...あとは?」

 

 

 

 

 

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お腹の中でぷかぷか浮く様な感覚の事を言っているのでしょうか。
産まれてくるまでの十月十日......。そうか、暗かったんだな。気持ちよかったんだな。そんな風に思うと私もつい涙ぐんでしまい、けれどぐっと堪えもう少しだけ聞いてみる事にしました。

 

 

「あとは何かある?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「うんうん。くらかったんだよね。そうだよね。よくがんばったね。ほかにはある?」

 

 

 

 

 

 

 

 

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「....う、うん....(さっき聞いたね。)あとは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

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え?

 

 

 

 

 

 

 

 

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んん?

 

 

 

 

 

 

 

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まさか.....。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ふざけてる。

 

「えーっと...お腹の中で蹴ったりしていたって事なのかな?それらしいと言えばそうなんだけど...。あとは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「そうだよね。うん。じゃあ、えーと、誰かいた?」

質問をかえてみました。 

 

 

 

 

 

 

 

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「えっ!なに?だれ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ダメだ。もうダメそうです。いつも変なオチがつくこどもの話は聞いていて面白いと言えば確かにそうなのですが...とはいえ、私があまりにも妙にかしこまった顔で聞き続けるので面白くなってきてふざけだしたのでしょうね。そうなるともうちゃんと答えてはくれません。「ねえねえ、ちゃんと聞いてよー。お腹の中どんなだった?」と再度聞いてみても「うーん....にじいろ!」とか言ってプレゼントのおもちゃをぶんぶんやりながらゲラゲラ笑ったりして。にじいろ!ってかわいいなとは思いましたが。でもその日はもう聞くのをやめました。

それから1年後、つい先日の4歳のお誕生日。私は「お母さんのお腹の中にいた時の事おぼえてる?」と1年ぶりに聞いてみたのです。すると息子はあの時の様に「うーん...」と少し考えるフリをしだしたので私も「うん。うん。」と期待して待っていたのですが、顔を上げた息子の口から出た言葉はやっぱり「たたかってた。」「ひこうきつくってた。」「ブロッコリーたべてた。」みたいな答えばかりでまたゲラゲラ笑ってまったく取り合ってくれません。ですから私もその話はもう諦める事にして「わかった。ありがとう。楽しかったみたいでよかったわー。じゃあ、お風呂はいるよー。服ぬいでー。」と通常運転に戻るのでした。

胎内記憶

お腹の中にいた時の記憶をそう呼ぶそうです。
胎内記憶に関しては研究などもされているみたいでネットで探してみるといろいろと出てきます。中にはちょっと信じがたい様な話まであったりしてそれもまたこどもの不思議のひとつなのかなあなんて思ったりして。

3歳のお誕生日に息子が答えてくれた「くらかった。」「きもちよかった。」はそれらしいと言えばそれらしいのですがいまいちよく分からないというのが正直なところ。けれどやっぱり親としてはそんな息子の記憶を信じてみたいなあ。そんな事があっても良いよなあ。とは思っています。本当は「かーちゃんととーちゃんのこえきこえてたよー。」とか言ってくれないかなーと内心期待していたんですけどね。でもこれで十分です。

私の息子がお腹の中にいた時の記憶。今日はそんな不思議なお話でした。

おわり。

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