5歳の息子のまちがってるけどガンブテープ。
息子が3歳のころだったかな。テレビを「てびり」、とんかちを「ぽんかっち」と、よく真顔で間違えてた。でもそれがかわいくて、私も笑いながら「ちがうちがう。てびりじゃなくて、テ・レ・ビ。はい、いってごらん」と一応訂正してみるんだけど、どうしても「てびり!」が返ってきた。
4歳の時も少しそれが残ってて戦隊の番号を「いちごう!にごう!さんごう!よんごう!ゴボウ!」と、突然野菜になったりもした。
今年、6歳になる息子はそういうことも大分減って、「このムシ、ずいぶんせいちょうしたねえ」とか、「ぼく、おもうんだけど、こっちのほうがいいんじゃない?」とか言って偉そうな顔で意見するようにもなった。まあ、来年小学生だもんね成長してらー。
と、思ってたら昨日。
「ねえ、ダンボールとクルマとウルトラマンくっつけたいからガンブテープかして」
と意味不明のことを言われて思い出した。
息子はガムテープのことを3歳のころからずっとガンブテープと言ってる。これだけは直ってない。忘れてた。
何度かそれも訂正してやったことがあるけど、私の滑舌が悪くて聞き取れなかったのかもしれない。
渡してやったガムテープでは思ったものができなかったらしくて、「ガンブテープなくなったからあたらしいガンブテープちょうだい!」と催促されたけど、家のガムテープを使い果たされそうだったので必要な分だけちぎってやった。
このあいだ、ノートに「ぞう。とら。らいよん」って書いてて、ちょっとおもしろかった。そういうのだったらまだまだありそう。
炭酸ジュース飲んだ時も「すっぱい!」って喜んでた。あのシュワシュワ感を言い表す言葉をまだ持ってないんだなあって思った。
3歳のころとは間違え方は少し違うけど、もう少しだけこのままにしておこうかな。
いつか「ガムテープ」に直ってたら、どうして直ったのかも聞いてみたいゼーット!
おわり。