私のブログ

こどもの事とか虫の事とか

3歳の息子の最近の様子が大人だったり子供だったりしてはてなマークなのでとりあえずカタカタキーボード叩いてみることにシタ!

 

最近の3歳の息子の何か変な大人だったり子供だったりする【言動】のお話です。

おてつだい

昨日の事です。
保育園の帰り支度を済ませて正門を出るとすぐ横の壁に一匹のカナブンがいました。3歳の息子はそれに気付くとすぐに大きな声で「つかまえてー。」と私に言ってきます。息子は虫自体は大好きなのですがダンゴムシとアリとカメムシとミミズくらいしかまだ触った事がなかったので「いいよ。」と言ってとりあえず捕まえてあげました。
その日は仕事が少し遅くなり18時前のお迎えになってしまったので「今日はそんなに長くは遊べないからね。少しだけカナブン見たらおうちに帰るんだよ。」と一応言うのですが「わかってる。」と聞いているのか聞いていないのかそんなそっけない返事をするだけで今は私の手のひらの上でごそごそ動くカナブンに夢中です。そうやってずっと眺めているだけなので私は時々「はいどうぞ。」と渡そうとしてみるのですが「こわい!」とか「きもちわるい!」とか言って逃げる息子はやっぱりただただじーっと眺めるだけが良いみたいです。
そうして30分以上も経っている事に気付いた私は「もう帰ろうか。わっ!もうすぐご飯の時間だよ。帰ろう帰ろう。」と帰宅を促します。すると「わかったよ。」と意外にも素直にそう言ってくれるので「じゃあねえ。バイバイ。」と二人でカナブンに手を振りながら見つけた場所へ戻してあげるのでした。

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ようやく帰れる。とホッとしながら息子と手を繋いで歩いていると突然私の手を振りほどき走り出します。「どうしたの?」と走る息子を追いかけながら聞くと「おやつかうのー!」と叫びながら帰り道の途中にある小さな食料品店にそのまま入っていったのです。もちろんダメです。おやつはおうちにありますし早く帰ってお夕飯の支度をしなければなりませんから私もお店に入り「おやつかうの!」とグズる息子をよいしょと抱き上げ「今日は買いません。おやつはおうちにあります。もうすぐご飯の時間だしね。」と諭しながら店を出るのですが帰り道もずっとグズりっ放しで「今日はこのままご機嫌ナナメで食事も大変かもしれないな。」と小さな覚悟を決めるのでした。

帰宅すると案の定ご機嫌ナナメの3歳の息子は「おやつかいたかったー!」とまだやってます。だっこしたり話しかけたりしてみたのですがお夕飯の支度もしなければなりませんから少しだけ放っておく事に決めた私は早速台所に立ち準備を始めるのでした。
するとそれを見た息子が突然泣き止み私の元へ駆け寄ってくると

「おてつだいしましょうか?」

とさっきまで泣いていたはずなのにケラケラ笑いながら聞いてくるのです。それを見て「えええ??」とビックリした私は一応「あ、ありがとう。ほんとうにしてくれるの?」と聞き返します。するとすかさず「なーにつくりましょうかねー?」と息子。何か変な会話だなあと思いながらも「じゃあ、ええと。トマト切るから一緒にやってくれますか?」と遊びなのか何なのかわからないけれどちょっと面白そうだなと思った私はそれに乗っかってみる事にするのです。すると息子がまた

「あ、わっかりましたー。じゃあちょーっとまっててくださいねえ。いすもってきますからあ。」

と「待て」の手をこちらに向けながら台所に立つ時にいつも使っている子供用の踏み台を走って取りに行くのです。
なんだこれ?とやっぱりその変な会話にクスクスなってしまうのですがそれでも機嫌良くお手伝いをしてくれる息子を見て私は少し安心するのでした。
そして本当にトマトを切ったり味噌を溶いたり野菜を炒めたりと最後までお手伝いをしてくれた息子に私は「どうもありがとう。助かりました。今日のご飯はとってもおいしいだろうなあ。楽しみだなあ。」とだっこをしながら何度も褒美の言葉をかけてやるとニタニタ笑いながら

「とまともきったしー、しるもまぜまぜしたしー、たまごもまぜまぜしたしーやさいもやいたしー、めっちゃおいしいしー!ぜーんぶたべれるしー!」

と最近息子の中で流行っている「しーしー語」で完食宣言までしてくれます。

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そうして一緒に作ったご飯を卓袱台へ運び「それではいただきましょうか。」と声をかけて二人で手を合わせます。今日は息子が自分で作ったご飯。いつもの様に出来たものがただ運ばれてくる食事とはきっと違うだろうな、きっとたくさん食べてくれるのだろうなと思うと私もなんだかうれしくなって自然と笑みがこぼれるのでした。

おとなこども?

お夕飯の準備の時に突然「おてつだいしましょうか?」なんて言ってくるものですからどうしたのかなとその時は驚きましたが考えてみれば3歳の息子なりに大人の世界をちゃんと見ていて私たち夫婦のやりとりや保育園での先生たちのやりとりを真似ていたのかもしれません。
そして食事はどうなったかと言いますともちろん「たべたくなーい!」「おやさいいやだー!」とやっぱりいつもと変わらない私の3歳の息子なのでした。おわり

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